和葉さんがWUL Springを徹底解説!

【はじめに】

Western University League(以下WUL)決勝戦も終わり、一息ついたなと思った時に運営の一人から急に言われたのがきっかけですが解説者目線なりに今回のWULを振り返ってみようと思います。

終わってみれば圧倒的な力でリーグ1位通過をした大阪産業大学(以下大産大)がそのまま優勝したわけだけれど、決勝戦を見ていた何百人という人も思っただろうけど一方的だったわけではなかった。寧ろ、その王者の喉元には確かに鋭い牙が刺さりかけていたのだ。あと一押しが足りず阻まれた逆転優勝までのシナリオも大事だけど、まずは参加してくれた全大学を振り返って、5月以降にあるトーナメントにその大学が出た際に少しでも興味を持ってくれる人が増えてくれたら筆を執った甲斐がある。

 


【6位から4位まで】

 

6位:金沢工業大学2

実はこの大学だけがWULでは2チームで出場している。全体的に大学に入ってからLoLを始めたばかりのようなプレイヤー達で構成されていて、学業と二足のわらじで大会に出る難しさや楽しさを初めて味わったプレイヤーもいるだろう。

始めたて特有の一つのチャンピオンの練習量が高くそれ以外が余り習熟できてない所をBanで潰されてしまうという大会ならではの洗礼を受けたと思うので、5月以降の大会での「チャンピオンプールの開拓」に期待したいチーム。

 

5位:関西大学

残念ながら試合のうちいくつかを不戦敗で落としてしまった事で惜しくも5位という成績に甘んじてしまったチーム。

出ている試合での勝率を考えると、全試合出場していたら3位も圏内だった可能性があるだけに、次回の活躍に一番期待の持てるチーム。

WULだけでなくLNSのような外部リーグにも積極的に参加しているプレイヤーもいるし、暇すぎる皐選手はリーグ中に変更の入ったスウェインを変更後もかなり練習していて、できれば使用している所を解説したかったなぁ…という思いがあった。

 

4位:金沢工業大学1

最終週で大阪電気通信大学と3位争いをして惜しくも負けてしまいギリギリプレイオフに進出できなかったチーム。

SENCE1234選手の名前の通りのセンスあるジャングルとTopのStrawberry Frog選手の独特なチャンピオンプールが印象的なチーム。

WULはここから上位のチームが基本的にプレイヤーを試合ごとに入れ替えつつもしっかりと戦えているので、普段から皆で仲良く練習できているんだなぁというのが感じられた。

もう1つのチーム含めて金沢工業大学全体が次の大会までに大きくレベルアップしているといいなぁ。

 


【惜しくも決勝に上がれなかった3位】

 

3位:大阪電気通信大学

最終週で見事逆転プレイオフ進出を決めた大阪電気通信大学だったが、準決勝では西の雄とでも呼ぶべき近畿大学に敗れてしまった。

Topの一色いろは選手のマオカイは学生LoLリーグの中でもトップクラスの実力があり、彼がマオカイを使用してレーニングで大敗している所は見なかった。

自分たちでも今年の仕上がりに自信を持っていたらしく、終わって悔しさが残る中反省会をしてさらなる高みを目指そうとしていた。次回ではより強くなった大阪電気通信大学が暴れまわる事を期待したい。

 


【その牙、惜しくも届かなかった2位】

 

2位:近畿大学

前回のWULの王者であり、数多くのゲームタイトルで上位を争う強豪大学。

今回もリーグ序盤からその王者たる所以でもあるテンポの早い攻めを連続して行う作戦で相手のペースを作らせず準決勝ではあれんきゅんでち選手のコーキが大爆発して見事オフライン決勝への切符を勝ち取っていた。

彼のリーグ中114キルアシストという記録は普通に考えると恐ろしい事で8試合しか行っていないので1試合で最低でも14キル以上には関与していることになる。それだけ彼らが相手を倒して人数有利を作りオブジェクトを獲得するというプランを遂行できた証だろう。

しかし陰でずっと支えているKRC Mata選手の活躍は見逃せない。彼がレーニング、集団戦において高いパフォーマンスを発揮できているからこそキャリーがしっかりとキルを重ねる事ができているのだ。

 


【新たな王者、君臨する】

 

1位:大阪産業大学

これで西は新たな強豪大学が出てきた事になる。LeagueU Grand Tournamentで準優勝した広島大学、WUL第1回で優勝した近畿大学、そして今回の大阪産業大学。

Top/JGをこなしたかずにい選手は最近日本サーバーでキンドレッドを40ゲームプレイし勝率100%(全体成績は46勝5敗をキープした状態でダイヤモンド5に到達したバケモノ級のプレイヤー。Dopaも目玉が飛び出るレベル。

他にも決勝戦で全ての試合で違うチャンピオンを使用したにんじんとごぼう選手やその名の通りLJL目指してます選手(正直名前のインパクトが一番強い大学でそれだけで覚えて興味を持ってもらいたいレベル)等個性派揃いのチームだった。

 


【リーグの振り返り】

 

WULというリーグを一言であらわすならば「お祭り騒ぎ」だろう。ほぼ全てのチームが戦闘する事に対して好意的であり、隙あらばエンゲージをしてキルを獲得していく。それは、ただの戦闘狂ではなくその先にあるオブジェクトを確実に獲得するための単純明快な作戦だ。

海外のトップクラスのチームであれば、相手の攻めをいなすB/Pや作戦を組み立て、相手と戦わずしてタワーやドラゴンを獲得し差を作り相手に当たらせるしかない状況を作って勝つ事もあるだろう。

しかしそれはそのゲームで勝つ事に生涯を賭けて挑んでいる人間達の努力の結晶のような動きだ。口で言えば簡単だが実行できるチームはそう簡単にはいない。

しかし、このゲームはそうじゃなくてももっと簡単に勝ちへのルートを見つける事ができる。

相手より戦う事が上手ければいいのだ。近畿大学はまさにそれを証明していたし、大阪産業大学はそれを僅かな差で上回る事ができたからこそ優勝できた。

本当に紙一重だった。最初にも書いたが本当に後少し、彼らが細かなミスをして落としてしまったGame2を取れていたらこのリーグの顛末はもっと別のものだったかもしれない。

そんな戦う事が大好きなリーグを見てきたが、それだけで彼らは終わらないだろう。今回、2ヶ月という短い期間の中でも大きく変わったLoLのメタについてきたプレイヤー達は次の出番を今か今かと待っている。ここからさらに1ヶ月と経った後の大会。どれだけ成長しているかは私でも想像ができない程だ。


【さいごに】

 

WULというリーグを振り返る時に真面目に書いてもおかしくなるな。と思ってしまう程には本当に楽しいリーグだった。選手たちは何度も盛り上がるスーパープレイを見せてくれたし、実況のU者さんは私の凄く雑な無茶振りも拾う懐と身体の広さを持ち合わせていたし、運営陣は関東の私をどうにかこうにかオフライン決勝まで呼べないかと動いてくれた。

最後までこのリーグに関われて良かったし、この記事を読んでくれた人たちにも心から感謝を述べたい。ありがとうございました。

またどこかでお会いできたらその時はよろしくおねがいします。WULに出場していた大学を大会で見かけたらできれば応援してもらえると嬉しいです。それでは。

 


【プロフィール】

 

 

名前:和葉

Twitter:@sasuga_kazuha

東京アニメ声優専門学校卒業生、大人の雰囲気漂う落ち着いた解説が特徴。

LogicoolG Cup関東学生LoLリーグ西日本学生LoLリーグそらーる杯など様々な大会で解説していた経験がある実力派。

またDonCupなどのPUBGの解説もしており幅広くゲームに精通している。